多重債務
キャッシングで多重債務になる人
軽い気持ちでキャッシングを使い、結果的に多重債務になってしまったという人は大勢います。
どのような事情で、キャッシングをしている人が多重債務状態になってしまうものでしょう。
どんな人でも自分から望んで多重債務者になるわけではありません。
やむをえない事情があって、複数のキャッシング会社からお金を借りているうちに、返済が追いつかなくなって多重債務に陥ります。
多重債務者となる最初のきっかけは、クレジットカードのローンやキャッシングです。
地方銀行のローンを低金利で借りていたり、クレジットカードのキャッシング枠からお金を借りたり、有名な消費者金融会社からスピード審査を経て融資を受けたりと、最初のステップは簡単なものです。
申込みて手続きが簡単で、審査の結果待ちの時間も短いキャッシングを、気軽に使っていたという人もいます。
徐々にお金を借りることへの躊躇がなくなると、いろいろな金融会社から融資を受けるようになります。
ほとんどの場合、サラ金の消費者金融にたどり着くころには、借金で首が回らなくなっている状態だといいます。限度額いっぱいにまで借りているキャッシングばかりになって、それでもお金が足りないということになります。
世間体を気にする多重債務者の親や親類に近づいて借金を払わせようとするといいます。
多重債務に至る前は、軽い気持ちで利用したキャッシングの積み重ねであることは、理解しておく必要があります。
キャッシングで多重債務になった場合には
多重債務がふえていることが、近年は問題視されています。
キャッシングの申込みが楽になった分、手軽にお金が借りられるようになっています。
多重債務者で、返済が滞ると、どうなってしまうのでしょう。
借金の返済の遅延を繰り返す人でも、何とか実行できているときには各営業所の担当者から本人に連絡が入ります。
申込時に書類に書いた住所に郵便物が届いたり、携帯電話から連絡が入ったりします。
初回から数回までのキャッシング会社からの連絡は女性担当者からのものですが、何度も遅延を繰り返していると男性に引き継がれます。
キャッシング会社には回収専門の部署があり、何度も返済を滞らせると、回収専門部署から人が回されてきます。
もしも、規模の小さめのキャッシングからお金を借りたという人は、返済を迫る怖そうな人からの電話になることがあります。
回収専門のスタッフが自宅まで訪れるようになったり、何度も電話をされたりします。
キャッシングはタイミングが悪ければ、あっという間に深刻な多重債務者になってしまう可能性があるのです。
借金をするのは、お金が足りないと感じる人です。
本当に多重債務者になってしまったら、返済をするのはとても大変です。多重債務にならないためにも、キャッシングを利用する時には事前に返済プランをしっかりつくりましょう。
キャッシングの多重債務を解決する方法
スピーディで申込みも簡単なキャッシングが登場したことにより、多くの人が気楽にキャッシングを使うようになりました。
キャッシングを使っているうちに、気づけば多重債務に陥ってしまったという人は大勢います。
消費者金融会社の顧客は年々増加しており、複数の会社でお金を借りている人は多く、ほとんど重複しているかもしれません。
消費者金融会社の売り上げは上がっていますが、それだけ使う人が多いことを意味します。
キャッシングを使った結果多重債務になったならば、早急に全額返済をする必要があります。
返済が苦しくなってしまったら、法律によって整理する方法はたくさんあります。
任意整理というものがそのひとつです。
返済可能な金額まで、返済額を減らしてもらえるように交渉することが、任意整理の目的です。利息制限法より高金利の融資の時に、金利を計算しなおしてもらいます。
もしも多重債務になって独力ではどうにもできない時には、弁護士からのアドバイスをもらいます。
特定調停によって、多重債務の返済を軽くできないか交渉するという方法もあります。
弁護士を介さずに、自身で簡易裁判所に申し立てを行い、返済条件を見直してもらうというものです。
自己手続きをしなければいけませんが、弁護士に頼んだ場合にかかる費用を支払わなくてもよくなります。
多重債務で困っている人の中でも、金利が下がれば返済できるという人に、特定調停はおすすめの方法です。
多重債務が手のつけようもなく膨らんで、金利見直しくらいでは何ともできなくなった場合は、自己破産をするというやり方があります。
任意整理ができないぐらいが目安となります。
自己破産をしても人生がすべて終わるわけではなく、やり直すチャンスはあります。
キャッシングを利用しすぎて、多重債務になってしまったという場合でも、状況を改善するためにできることは色々とあります。